麻雀の基本中の基本の役【ピンフ】。出現頻度も高く麻雀初心者さんは序盤に覚えるべき役ですが、成立条件が複数ありやや複雑。「なんとなく理解しているけどまだ少し不安。」と感じている麻雀初心者さんも少なくないでしょう。
麻雀のピンフとは?ピンフについてわかりやすく解説

麻雀の1飜役であるピンフは数ある役の中で基本中の基本の役となります。というのもピンフを成立させるためには、いくつかの条件をクリアする必要があるほかに、麻雀の超基本となるルールをいくつか理解しておく必要があるからです。
ここでは、麻雀超初心者さん向けにピンフについてわかりやすく解説していきます。記事の後半は麻雀初心者さんの中でも少し慣れてきた方向けになるので、「ピンフってなに?」という方は、とりあえずピンフを成立させるための条件さえマスターできればOKです。
では早速ピンフの成立条件から順番に見ていきたいと思います。
ピンフ(平和)を成立させるための条件
麻雀の1飜役、ピンフを成立させるためには下記の4つの条件をクリアする必要があります。
- 門前(めんぜん)
- 順子(しゅんつ)
- 符のつかない雀頭
- 両面待ち
といきなり言われても???の方も多いので、掘り下げて詳しく解説していきます。
条件1-門前(めんぜん)

ピンフを成立させるためには手牌が門前(めんぜん)であることが必要です。麻雀の門前とは副露をしていない(鳴いていない)状態のことを指します。
麻雀の役は
【鳴いたら成立しない役】
【鳴いても成立する役】
【鳴いても成立するが点数が下がる役】
の3つに分類されます。ピンフは門前役であるため、【鳴いたら成立しない役】に分類されるわけです。つまり、ポン・チー・カンがされていない状態で手牌を完成させることが条件の一つになります。
「門前=リーチをかけれる状態」と言えば、イメージしやすいかもしれません。「門前=リーチをかけれる状態」と言ってもピンフを成立させるためにリーチを宣言する必要はありません。もちろんリーチを宣言しても条件を満たしていればピンフは成立します。とにかく、リーチの有無は関係なくピンフは門前である必要があると覚えておきましょう。
条件2-順子(しゅんつ)

麻雀の役の多くは【4つの面子と1つの雀頭】で構成されます。そして面子は大きく分けて【順子】【刻子】【槓子】の3種に分かれます。ピンフを成立させるためには、4つの面子を全て順子にする必要があります。

ちなみにチー(副露)しても順子はできますが、ピンフは門前である必要があるので、(条件1)チーをしてしまうと、ピンフは成立しません。
条件3-符のつかない雀頭

前述のとおり麻雀の役の多くは【4つの面子と1つの雀頭】で構成せれます。ピンフを成立させるためには、雀頭に使用する牌は役牌以外を使用する必要があります。
よくある勘違いとして「ピンフは字牌を使えない」と考える麻雀初心者さんが少なからずおられますが、そうではありません。ピンフの雀頭に使用してはいけないのは役牌なので、役牌でない字牌を雀頭にすることは可能です。
もう少し具体的に言っておくと役牌は三元牌の白・發・中の3つ。そして東場の東・南場の南・西場の西・北場の北、さらに東家の東、南家の南、西家の西、北家の北となります。
逆に言うと、東場の南・西・北や南家の東・西・北等は役牌にならないのでピンフの雀頭として使用することが可能です。
ピンフは役牌でなければ、雀頭に風牌を使用することができる!このように役牌にならない風牌を客風牌(オタ風)と呼んだりもします。
条件4-両面待ち
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麻雀の待ちの形は「単騎待ち」「両面待ち」「カンチャン待ち」「ペンチャン待ち」「シャンポン待ち」の5つとなります。ピンフを成立させるためには、この5つの待ちの中で「両面待ち」になっている必要があります。両面待ちとは下記の通り、順子の左右どちらの牌でもあがることができる状態の待ちの形となります。

逆にいうと、雀頭で待つ単騎待ち

順子の真ん中で待つカンチャン待ち

順子の片側で待つペンチャン待ち

刻子を待つシャンポン待ち

このような場合、ピンフは成立しないことになります。シャンポン待ちについては、条件2の【4つ全ての面子が順子】という条件すらクリアできないので待ちの形以前の問題となりますね。
ピンフ(平和)の特徴
「ピンフ」は「リーチ」「役牌」「タンヤオ」「 門前清自摸和」等と同じで出現頻度の高い1飜の役となります。中でも、基本役で複合しやすい「リーチ」「タンヤオ」「ピンフ」のことをメン・タン・ピンと略して表現することもあります。
そんな麻雀の超基本役のピンフの特徴ですが、まず「あがりやすい」というのが特徴の一つにあります。刻子を必要とせず、順子を満遍なく使用でき、なおかつ両面待ちが条件になるため、他の役よりも手が進みやすく、あがれる牌が最大8枚と期待値も大きくなります。
次にドラがのりやすいのもピンフの特徴といえるでしょう。麻雀牌は数牌が27種そして字牌が7種で計34種類になります。つまり約80%は数牌ということになります。これは、ドラに使用される牌も約80%が数牌になることを意味します。
そしてピンフは前述のとおり、数牌を満遍なく使用することができるため必然的にドラがのりやすくなるのです。もちろんリーチをしていれば裏ドラも乗りやすくなります。
ピンフ自体は1飜でそれ自体は得点力がありませんが、「リーチ」「ピンフ」「ドラ」「ドラ」なんてあがりになると、子で7700点・親で11600点でかなりの高得点が期待できます。
ピンフ(平和)の点数
ピンフは他の多くの役が、面子やあがり方によって、合計符が異なるのに対してピンフの点数は必ず20符、もしくは30符となります。具体的には下記の通りです。
飜/親・子 | 子 | 親 | ||
合計符 | ロン(30符) | ツモ(20符) | ロン(30符) | ツモ(20符) |
1飜 | 1000 | 1500 | ||
2飜 | 2000 | 400・700 | 2900 | 700オール |
3飜 | 3900 | 700・1300 | 5800 | 1300オール |
4飜 | 7700 | 1300・2600 | 11600 | 2600オール |
5飜(満貫) | 8000 | 2000・4000 | 12000 | 4000オール |
6~7飜(跳満) | 12000 | 3000・6000 | 18000 | 6000オール |
8~10飜(倍満) | 16000 | 4000・8000 | 24000 | 8000オール |
11~12飜(三倍満) | 24000 | 6000・12000 | 36000 | 12000オール |
13飜~(役満) | 32000 | 8000・16000 | 48000 | 16000オール |
以上がピンフの点数の全てとなります。1飜のツモあがりに点数が記載されていないのは、必ずピンフ+ツモで2飜以上が確定になるからです。点数表全体にピンフに関わる点数に色をつけると以下の通りとなります。満貫以上の点数は20符・30符共に同じ点数となります。
親 | – | 子 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4飜 | 3飜 | 2飜 | 1飜 | 符 | 1飜 | 2飜 | 3飜 | 4飜 |
2600オール | 77001300オール | 3900700オール | 2000– | 20符 | – | 400・700 | 1300700・1300 | 26001300・2600 | 5200
3200オール | 96001600オール | 4800800オール | 2400– | 25符 | – | 400・800 | 1600800・1600 | 32001600・3200 | 6400
3900オール | 116002000オール | 58001000オール | 2900500オール | 150030符 | 300・500 | 1000500・1000 | 20001000・2000 | 39002000・3900 | 7700
12000 4000オール | 満貫2600オール | 77001300オール | 3900700オール | 200040符 | 400・700 | 1300700・1300 | 26001300・2600 | 52008000 2000・4000 | 満貫
9600 3200オール | 4800 1600オール | 2400 800オール | 50符 | 1600 400・800 | 3200 800・1600 | 6400 1600・3200 | ||
3900オール | 116002000オール | 58001000オール | 290060符 | 500・1000 | 20001000・2000 | 39002000・3900 | 7700||
12000 4000オール | 満貫6800 2300オール | 3400 1200オール | 70符 | 2300 600・1200 | 4500 1200・2300 | 8000 2000・4000 | 満貫||
2600オール | 77001300オール | 390080符 | 700・1300 | 26001300・2600 | 5200||||
8700 2900オール | 4400 1500オール | 90符 | 2900 800・1500 | 5800 1500・2900 | ||||
3200オール | 96001600オール | 4800100符 | 800・1600 | 32001600・3200 | 6400||||
10600 3600オール | 5300 1800オール | 110符 | 3600 900・1800 | 7100 1800・3600 | ||||
親 満貫以上 | 子 満貫以上 | |||||||
11~12飜 三倍満 | 8~10飜 倍満 | 6~7飜 跳満 | 5飜 満貫 | 5飜 満貫 | 6~7飜 跳満 | 8~10飜 倍満 | 11~12飜 三倍満 | |
12000オール | 360008000オール | 240006000オール | 180004000オール | 120002000・4000 | 80003000・6000 | 120004000・8000 | 160006000・12000 | 24000|
13飜以上 役満 | 13飜以上 役満 | |||||||
16000オール | 480008000・16000 | 32000
麻雀の点数の覚え方は下記の記事でまとめているので、よければ参考にしてみてください。

ピンフ(平和)についてもう少し詳しい説明
ここからは、ピンフについてもう少しだけ詳しく説明していきますが、麻雀超初心者は無視でOKです。
ピンフ(平和)はその役名が示す通り、平たい和り(あがり)という意味を持ちます。これは基本符以外の符点がつかない平たい和了(あがり)ということを示しています。先ほど紹介した4つの条件は全てこれに該当する条件なのです。
麻雀の点数は翻数と合計符から算出されます。そして合計符は以下の5つの符の合計値となります。
① 基本符・副底 | あがれば必ずつく基本符 | 20符 |
② あがり方 | メンゼンロン ツモ | 10符 2符 |
③ メンツ | 刻子~槓子 | 2~32符 |
④ 役牌の雀頭 | 役牌の雀頭 | 2符 |
⑤ 待ちの形 | ペンチャン・カンチャン・ノベタン・タンキ | 2符 |
ロンあがりの場合、ピンフはメンゼン役となるので、基本符の20符にメンゼンロンの10符が加算され基本符が30符という考え方になります。
他のピンフの条件は、【面子は全て順子】【雀頭は役牌以外】【待ちはか必ず両面待ち】なので、どれも符点がつかないことがわかります。
次にピンフのツモあがりの場合についてですが、先ほど「ピンフは基本符以外の符点がつかない平たいアガリ」と説明した通り、ピンフのツモあがりのみツモあがりの2符が付かず20符とするルールが一般的になっています。
ちなみに、【ピンフ+ツモ】のあがり以外の役は必ず25符以上になります。逆にいうと、20符はピンヅモのみの符点ということになりますね。
符計算については、下記の記事で詳しく解説しています。

ピンフ(平和)+ツモについてのローカルルール
ピンフのメンゼンロンの10符を加え基本符を30符とする考えは置いといて、ツモ符の2符はおかしいという考えがります。
「ピンフは基本符以外の符が付くことが無い、平たいあがり。」この考えから【ピンフ+ツモ】のあがりの場合、ツモ符の2符を許すかわりにピンフは付かないというローカルルールが存在します。このルールをピンヅモ無しと言います。
ピンヅモ無しを採用する場合にピンヅモであがった場合、ツモだけのあがりとなり、基本符の20符+ツモ符の2符で30符1飜で計算することとなります。つまりピンヅモ無しルールを採用する場合は、ピンヅモありの為のみにある、20符の点数は使用しないことになります。
喰いピンフの形について
あまり遭遇する機会はありませんが喰いピンフ、つまり鳴いた状態のピンフの形についても例外があります。

例えば、喰いピンフの形でタンヤオのみで出あがりした場合の合計符は基本符の20符のみとなります。つまり20符1飜ということになります。繰り返しになりますが、20符はピンヅモのみに使用される符なので、ピンフ+ツモで2飜からとなるので、2飜からの点数表示となります。
親 | – | 子 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4飜 | 3飜 | 2飜 | 1飜 | 符 | 1飜 | 2飜 | 3飜 | 4飜 |
7700 2600オール | 3900 1300オール | 2000 700オール | – | 20符 | – | 1300 400・700 | 2600 700・1300 | 5200 1300・2600 |
11600 3900オール | 5800 2000オール | 2900 1000オール | 1500 500オール | 30符 | 1000 300・500 | 2000 500・1000 | 3900 1000・2000 | 7700 2000・3900 |
なので、喰いピンフの形は例外として30符の点数を採用することになっています。
喰いピンフの形は例外としてツモでもロンでも必ず30符
ピンフ(平和)になる例・ならない例
最後にピンフになる例とピンフにならない例について、いくつかまとめておきます。問題形式にしているので、わかる方は解答を見る前に「役」「合計符」「点数」も考えてみてください。麻雀初心者さんは「役」だけ考えてみましょう。

- 場風 ⇒ 東場
- 自風 ⇒ 南(子)
- リーチ ⇒ 無し
ピンフ(平和)になる?? 第一問
役 :ツモ・ピンフ・タンヤオ
符 :20符3飜
点数:700点/1300点
ピンフ(平和)になる?? 第二問
役 :三色同順
符 :40符2飜
点数:2600点
ピンフ(平和)になる?? 第三問
役 :タンヤオ・ピンフ
符 :30符2飜
点数:2000点
ピンフ(平和)になる?? 第四問
役 :ツモ
符 :30符1飜
点数:300点/500点
ピンフ(平和)になる?? 第五問
役 :ピンフ
符 :30符1飜
点数:1000点
ピンフ(平和)になる?? 第六問
役 :一盃口・三色同順
符 :40符3飜
点数:5200点
ピンフ(平和)になる?? 第七問
役 :ツモ・三暗刻
符 :40符3飜
点数:1300点/2600点
ピンフ(平和)になる?? 第八問
役 :ツモ・ピンフ・清一色
符 :8飜20符 倍満
点数:4000点/8000点
まとめ-麻雀のピンフとは?ピンフについてわかりやすく解説
今回にはピンフとは?と題しピンフについてまとめさせていただきました。
- 門前(めんぜん)
- 順子(しゅんつ)
- 符のつかない雀頭
- 両面待ち
麻雀初心者さんはこの4つの条件だけしっかりと覚えておきましょう。
【合計符】や【ピンフの例外】の話が入ってくると少しややこしくなりますが、
- 【ピンフ+ツモ】は例外で20符
- 【喰いピンフの形】は例外で30符
ピンフの例外については「そういうもの!」と割り切った方が覚えやすいかもしれませんね。
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