麻雀を始めたばかりの頃、一番怖いのは「ルールやマナーを知らずに同卓者に迷惑をかけてしまうこと」ではないでしょうか?役や点数計算など、麻雀にはただでさえ覚えることが山のようにあります。その上、暗黙の了解やマナー違反で怒られたりしたら、せっかくの楽しい趣味が台無しになってしまいますよね。
実は、麻雀初心者が伸び悩む原因や、同卓者から敬遠されてしまう理由には明確な共通点があります。それは、初心者がやりがちな「NG行動」を無意識に繰り返してしまっていることです。
本記事では、初心者の方が絶対に避けるべき行動を「マナー」と「戦術」の両面から徹底解説します。「何をするべきか(正解)」よりも先に「何をしてはいけないか(不正解)」を知ることで、あなたの麻雀ライフは劇的に快適になり、上達のスピードも格段に早くなるはずです。まずはこのリストをチェックして、自信を持って卓につけるようになりましょう。
なぜ「やってはいけないこと」を知るのが上達への近道なのか?

嫌われないマナーが「また打ちたい」と思われる秘訣
麻雀は4人で行うコミュニケーションゲームです。どれほど麻雀が強くても、マナーが悪ければ「あの人とはもう打ちたくない」と思われてしまい、対局の機会そのものを失ってしまいます。逆に、まだ技術が未熟でも、マナーが素晴らしく打つのが早い人は「また一緒に打ちましょう」と誘われることが多いのです。マナーを守ることは、自分が成長するための場所(対局環境)を守ることと同義です。
戦術のNGを減らすだけで勝率は劇的に安定する
初心者は「高い手を作ること」や「派手なアガリ」を目指しがちですが、上級者は「無駄な失点をしないこと」を最優先します。麻雀は加点法であると同時に、ミスの数を競う減点法のような側面も持っています。頭悪いと揶揄されるような無謀な放銃や、確率的に損な選択肢(NG行動)を排除するだけで、特別な技術を覚えなくても勝率は自然と安定し始めます。
AI分析でわかった!初心者が陥りやすい「負けパターン」の正体
近年のAI解析により、初心者が負ける際のパターンが可視化されてきました。それは「守るべき時に攻め、攻めるべき時に降りている」というチグハグな押し引きです。特に、自分がアガれそうにない局で無理をして放銃するという、典型的な「自滅」が敗因の大半を占めています。この「負けパターン」を認識し、回避することが脱・初心者への第一歩です。
【対人マナー編】同卓者に嫌われる絶対NGな振る舞い
先ヅモや強打は厳禁!牌の扱いに関する基本マナー
リアル麻雀において最もやりがちで、かつ嫌われる行為の一つが「先ヅモ(上家が牌を捨てる前に自分の牌をツモる行為)」です。これはゲームの公平性を損なう重大なマナー違反です。また、牌を叩きつける「強打(引きヅモ)」も、同卓者を威圧し、牌を痛めるため厳禁です。美しい所作は、それだけであなたを「デキる雀士」に見せてくれます。
他人の打ち筋への批判・教え魔は最大のタブー
「今の待ちは〇〇だったよ」「なんであそこで鳴かなかったの?」など、聞かれてもいないのに他人の麻雀に口を出す行為は、最もうざいと思われるタブーです。通称「教え魔」と呼ばれるこの行為は、たとえ善意であっても相手のプライドを傷つけ、場の空気を凍りつかせます。対局中は余計な口を挟まず、お互いの健闘を称え合う姿勢を保ちましょう。
発声はハッキリと!「ポン・チー・ロン」が遅れる弊害
発声はゲームの進行を円滑にするための重要な合図です。ボソボソとした声や、タイミングの遅い発声はトラブルの元になります。特に「ロン」の発声が遅れると、次の人がツモ動作に入ってしまい、アガリが認められなくなるケースもあります。恥ずかしがらず、誰にでも聞こえる明確な声で発声することは、自分自身の権利を守ることにも繋がります。
【実戦・戦術編】初心者がやりがちな「損する」打ち方

役がないのに鳴いてしまう「鳴きすぎ」のリスク
初心者が最初にぶつかる壁が「役(ヤク)」の理解です。「ポン」や「チー」をすると面子を揃えやすくはなりますが、リーチができなくなり、特定の役がないとアガれなくなります(役なし)。役の知識が曖昧な状態でむやみに鳴くと、形式上はテンパイしていてもアガれないという状況に陥ります。まずは「メンゼン(鳴かない状態)」で手を進めることを基本にしましょう。
リーチがかかっても降りない!無謀な「全ツッパ」の危険性
相手からリーチ(あと1枚でアガリの状態)が入っているにもかかわらず、自分の都合だけで危険な牌を切り続けることを「全ツッパ」と言います。自分の手が満貫以上でテンパイしているなら勝負する価値はありますが、バラバラの手牌から無防備に攻めるのは、厳しい言い方をすれば頭悪い打ち方と言われても仕方がありません。「相手からリーチが来たら、現物(安全牌)を切って逃げる」という「ベタオリ」を覚えることが、初心者が最初に覚えるべき守備技術です。
孤立している役牌をいつまでも抱えることのデメリット
「白・發・中」などの役牌は、3枚揃えば役になる便利な牌ですが、1枚だけ持っていても役に立ちません。初心者はこれらを「お守り」として後半まで残しがちですが、序盤に処理しないと、後になって相手に重ねられ、鳴かれてしまう(ポンされる)リスクが高まります。また、自分が必要になった時には既に枯れていることも多いです。孤立した役牌は、早めに切るか、安全牌として意識して持つかのメリハリが必要です。
【意識改革編】脱・初心者を目指すための思考のNG

自分の手牌だけを見る「視野狭窄」から抜け出そう
麻雀牌を並べることに必死で、ずっと自分の手元ばかり見ていませんか? 上手い人は、常に河(捨て牌)や相手の表情、手出しツモ切りの動作を見ています。自分の手牌しか見ていないと、相手のリーチに気づかなかったり、ドラの枚数を見落としたりします。視線を上げ、卓全体をぼんやりとでも眺める習慣をつけることが重要です。
「運が悪かった」で済ませていない?敗因分析の重要性
負けた時に「今日はツイてなかった」「配牌が悪かった」と言い訳をして終わらせていませんか? 確かに麻雀に運の要素はありますが、100%運だけで決まるわけではありません。「なぜあそこで放銃したのか」「あの鳴きは必要だったか」を振り返らない限り、同じミスを永遠に繰り返します。運のせいにすることは思考停止と同じです。
点数状況を無視して「高い手」ばかり狙うのはNG
オーラス(最終局)でトップ目なのに、無理に高い手を作ろうとして放銃し、逆転されるケースはやりがちなミスです。麻雀は「高い点数を取るゲーム」ではなく「最終的な順位を競うゲーム」です。状況によっては、1000点の最速アガリが役満以上の価値を持つこともあります。点数状況に応じた「目標設定」を常に意識しましょう。
【環境別】リアル対局とネット麻雀で注意すべき違い

ネット麻雀の癖でやってしまいがちなリアルでのミス
ネット麻雀では「できること」しかボタンが表示されませんが、リアル麻雀ではチョンボ(反則)が物理的に可能です。例えば、誤ロン(役がないのにロンすること)や、牌山を崩す行為などです。また、ネット麻雀特有の「長考ボタン」はありません。ネットの感覚でプレイしていると、リアルでは進行を妨げる遅延行為と取られることがあるので注意が必要です。
リアル麻雀特有の「三味線(紛らわしい言動)」に注意
「あー、失敗した!」「全然ダメだ」などと口では言いながら、実は高い手をテンパイしている。こうした言動で相手を惑わす行為を「三味線」と呼び、マナー違反とされています。ネット対戦ではチャットを使わない限り発生しませんが、リアルでは無意識に独り言を言ってしまう人がいます。口は災いの元、プレイ中は余計な情報を口にしないのが賢明です。
オンラインでの「タメ打ち(意図的な長考)」が与える不快感
ネット麻雀において、他家のツモ番や鳴きのタイミングで毎回制限時間ギリギリまで使う行為は、対戦相手に【うざい】と感じさせます。もちろん思考時間は必要ですが、明らかに不要なタイミングでの「タメ」は、相手のリズムを崩すための悪質な遅延行為(牛歩)とみなされ、通報の対象になることもあります。スムーズな打牌を心がけましょう。
まとめ|NG行動を改善して「勝てる雀士」へステップアップ
まずはマナーを完璧にして信頼を得る
ここまで多くのNG行動を紹介してきましたが、最優先すべきは「マナー」です。戦術的なミスは笑って許されることもありますが、マナー違反は人間性を疑われます。まずは「先ヅモをしない」「発声をハッキリする」「批判をしない」といった基本を徹底しましょう。気持ちの良い対局ができる人には、必ず良い麻雀仲間が集まってきます。
一つずつNG戦術を潰していくためのチェックリスト
一度に全ての戦術を改善するのは困難です。覚えることが多すぎてパンクしそうな時は、以下の優先順位で一つずつクリアしていきましょう。
- 役がないのに鳴かない(面前で進める)
- リーチが来たらベタオリする(全ツッパしない)
- 点数状況を見て、トップ目なら無理をしない
初心者を卒業し、中級者へ進むための次の学習ステップ
「やってはいけないこと」が無意識に避けられるようになった時、あなたはもう初心者ではありません。次は「相手の待ちを読む」「効率的な手作り(牌効率)」「押し引きの判断基準」といった、より能動的な技術を学ぶ段階です。まずは本記事のNGリストを卒業し、次のステップへと進んでいきましょう。あなたの麻雀ライフがより充実したものになることを応援しています。



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